環境遺産デザインコースプロジェクト成果発表会『宗像で考え宗像に提案する』を開催しました

大学院環境遺産デザインコースでは,2015年度のプロジェクトⅢ対象地に宗像市を選び、地域資源の価値を将来に継承できる持続的な地域環境の維持・創成手法を探求してきました。
この度,2/14(日)に宗像市日の里コミュニティセンターに於いて,成果発表会とシンポジウムを開催致しました.

受講生達は,宗像市の持続可能な地域再生に向けて、①日の里空き家グループ、②日の里暮らしグループ、③日の里駅前活性化グループ、④世界遺産グループを編成し、調査を進めてきました。 地元の人にとって何が大切なのか、誰のための発表なのかを常に自問自答しながらの活動となりました。
基調講演やパネルディスカッションでは宗像市の持続可能な未来について専門家が議論しました。

プログラム

【開催日時】  2016年2月14日(日)  14:00-17:00
【会場】 宗像市日の里コミュニティセンター・多目的ホール
【最寄り駅】 JR東郷駅 日の里口から徒歩3分
【主催】九州大学大学院環境・遺産デザインコース,宗像市

【プログラム】
14:00 開会・主旨説明 九州大学大学院芸術工学研究院 准教授 藤田直子
14:05 開会挨拶 宗像市長 谷井博美

14:10
【第一部 基調講演】九州大学大学院芸術工学研究院 教授 藤原惠洋
創造力と想像力を活かした宗像よみがえりへのエール 〜九州大学「環境・遺産デザインプロジェクト」がめざす持続可能な地域再生へ向けて〜

14:40
【第二部 学生発表】
1. 日の里空き家グループ
「空家問題解決!?5丁目再生を核とした日の里版CCRCの提案」
2. 日の里暮らしグループ
「幸福度と居住意思の調査から見えてきた日の里の暮らしの現在と未来」
3. 日の里駅前活性化グループ
「よゆう<夜遊・余裕>がある東郷駅前商店街再生デザイン」
4. 世界遺産グループ
「世界遺産に向けた地域づくりの可能性~神湊から大島まで~」

15:20
【第三部 パネルディスカッション】
「みんなで考えよう宗像の未来〜日の里から世界遺産まで〜」
進行 九州大学大学院芸術工学研究院 准教授 藤田直子
パネリスト
・牧 敦司 (㈱醇建築まちづくり研究所 代表取締役,宗像市都市再生事業推進協議会 会長)
・西村 正則(UR都市機構 九州支社 住宅経営部 団地マネージャー)
・今川 泰志(日の里地区コミュニティ運営協議会 会長)
・河野 克也(宗像市 都市戦略室長)
・藤原 惠洋(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
・近藤 加代子(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
17:00 閉会挨拶 九州大学大学院芸術工学研究院 教授 近藤加代子

環境・遺産デザインプロジェクトⅢの発表会がありました

修士1年の板垣です。2月14日は、環境・遺産デザインプロジェクト3の宗像での最終発表会がありました。

今回は、学内の発表会ではなく、現地での発表会。今までは学会発表や、学内発表くらいで、提案を大勢の市民の方に発表するのは初めてでした。

当日は、なんと200人もの住民の方が聞きに来てくださりました!

日の里に愛着があって、町の将来に関心が高い方々が多いです。しかし聞きに来てくださる方々はほとんどがシニアの方々!

 

空き家グループは、「職住一体型CCRC構想」「地域まるごと託児所」「5丁目食堂」「団地に泊まろう」「大学連携強化」を提案。

立地的にも中心で高層マンションの多い5丁目をまちのコアとしてとらえ、

5丁目を中心に職住一体型のCCRC(高齢者コミュニティ)を形成し、地域全体が託児所のように子供たちを見守り相互に関わり合うことで、

つながりあいが生まれ次世代へのバドンタッチがスムーズに生まれていくしくみを考えてみました。

これからもっと増えていく宗像大社の観光客に、日の里でおもてなしなんてできたら素敵だなぁ

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↓は前田君の作った5丁目のマンションのリノベーションの案の一部。

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新聞記事にもなりました。ありがとうございました!

2016.02.19(読売)九大院生ら団地再生案 宗像・日の里地区

2016.02.16(西日本・朝日)日の里再生 提案続々 宗像市 九大院生が現地調査報告/「シニアのモデル都市に」日の里団地 院生提言

もっとこの1年の日の里への思いを綴りたいですが、今日はこの辺で。。

宗像発表会

みんなさん、こんにちは、m1の安です。

今月の2/14(日)に宗像市日の里コミュニティセンターで,大学院の授業プロジェクトⅢ成果発表会が行われました。

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日の里空き家グループのメンバーは板垣さん、前田君と僕三人です。今回発表のテーマは「空家問題解決!?5丁目再生を核とした日の里版CCRCの提案」とします。発表する為には、準備をしなければいけないです。三人ともm1ですので、最近は就活しながら、発表の準備をしてきました。具体的な仕事分けは前田君と板垣さんがパワーポイントを作成し、その後、データをいただき、僕はA0サイズのポスターを作成する予定です。

しかし、illustratorを使ったことはなかったので、自分の力でポスターは大丈夫かなぁと思っていた。一度やってみましたが、やっぱり効率的が非常に悪かったですので、諦めました。結局photoshopで作成しました。作成する前に、一体どういう感じでポスターを作るのか、何度もグループメンバーと話し合いましたけど、本番の時でも悩んていました。学会ポスターの感じは固すぎると思いますが、固くない感じはどんな感じでしょうか?ちょっと分からないでした。

googleで、いろんなポスターデザインを探してきました、今回発表のテーマの中心は『5丁目再生を核』ですので、では勝手に太陽の形でしようと思いました。それは修正前のポスターです。

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藤田先生とグループメンバーのご意見をいただいて、修正後のポスターです。

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修正後のポスターはよくなりましたと思います、ありがとうございました。

発表会は150以上の日の里団地の住民が参加していただきました、住民たちから色々貴重な意見をいただき、今後の研究には大変役に立つと思います。例えば、今回発表の内容について、一気に最終発表ではなく、提案を考える時、現地住民たちのアドバイスを伺いながら、提案をしたほうがいいという声が多いでした。

確かに、学生さんからの視点は新鮮なことを見つけるわけですが、実際の生活には離れているところが多いと思います。実際のことを分かると、提案ももっと実現できるかなぁと思います。

来年のプロジェクトも宗像を対象地らしいです、来年はどんな提案が出てくるな?楽しみます!

最終の写真はインタビュー中の藤田先生です。

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「宗像で考え宗像に提案する」基調講演と学生発表

基調講演

『創造力と想像力を活かした宗像よみがえりへのエール〜九州大学「環境・遺産デザインプロジェクト」がめざす持続可能な地域再生へ向けて〜』

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学生発表

1,日の里空き家グループ

『空家問題解決!? 5丁目再生を核とした日の里版CCRCの提案』

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2,日の里暮らしグループ

『幸福度と居住意思の調査から見えてきた日の里の暮らしの現在と未来』

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3,日の里駅前活性化グループ

『よゆう<夜遊・余裕>がある東郷駅前商店街再生デザイン』

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4,世界遺産グループ

『世界遺産に向けた地域づくりの可能性~神湊から大島まで~』

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200名近い方が参加されました.ありがとうございました.

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